お弁当で悩むこと。
まず最初に、「お弁当箱は何がいいか」というものがあります。
幼児用のお弁当箱として考えると2種類あてはまります。
●かぶせ式
容器に蓋が覆いかぶさるタイプのもの(アルミタイプが多い)
●ロック式
蓋を留めるロックがついているもの(両側をパチンと留めるタイプ)
この中で開けやすいのは、やはり「かぶせ式」だと思います。
また、このかぶせ式は一般的にアルミのお弁当箱が多く、夏は保冷剤を通しやすく、冬場は熱伝導がいいので温めやすいという利点もあります。
園によっては、毎日温めてくれるところもあるので、アルミのかぶせ式指定の場合もあります。
また、ロック式は、ロックが固かったり、うまくあかない、ロックが壊れやすいという意見もあります。
特に年少さんの場合は、ごくまれに開けようとしてひっくり返してしまった!というケースがあるようです。
入園前にはやはり、中身を詰めた状態で開ける練習をさせてあげましょう。
そして園には必ずお弁当箱の種類に規定がないか、確認して見ましょう。
年少さんの場合、270ml~300ml程度のものが適量だと思います。
年中・年長さんになって、徐々に食べられるようになると、360mlぐらいでも大丈夫だと思います。
深さは浅めのものの方が、子どもは食べやすく、またお母さんもつめやすいです。
そして、子供の成長に合わせて、中身もサイズも変えてあげましょう。
入園したての頃は、なんでも初めてづくしです。そのためいろんなことにプレッシャーを感じるお子さんも沢山居るようです。
特にお弁当は、初めて家族と離れて、大勢の人数で、時間内に食べることが必要になってきます。
そのため、園側から
『最初は通常のよりも少なめに。必ず食べきれるであろう量を持たせてください』
と説明がある場合も多いでしょう。
これは、全部食べられた!という事が子どもの自信につながり、またお弁当を嫌いにならないポイントでもあるそうです。
それに、小さなお弁当箱でも、きっちりと詰めるとご飯は約100g(子供のお茶碗1杯分)は、しっかり収まります。
また小さめのお弁当箱に隙間無くきっちり詰めることで、崩れを防止しすることもできます。
年少さん場合は、食べ易いように工夫して見ましょう。
実際に合ったお話です。
入園して間もない年少さんのお弁当に、つぶのコーンがたくさん入っていたそうです。
子どもの大好物を入れてあげたい、というお母さんの気持はとてもよくわかります。
ではこの場合はどうすれば良いのか?
できれば、ピックを使ってまとめて入れてあげると食べやすいですよね。
こんなふうに、少しの工夫で子どもさんも食べやすくなりますよ。
出典: ハピマミ
傷みにくいお弁当作りの基本をおさらいしておきましょう!
私も子どもが幼稚園に入園してから、お弁当作りの基本がわからず自己流で作っていましたが、暑くなってくるとご相談者様同様、お弁当が原因で食中毒にならないかと心配になり、慌てて情報収集した思い出があります。
あるアンケートでは、「保護者が夏場のお弁当作りで注意していること」として「食中毒・食べ物の傷み」という回答が9割を超えていました。
気になるのは、その方法。もう一度おさらいの意味も込めて、傷みにくいお弁当を作る基本をまとめてお伝えしたいと思います。
(1)食材の選び方
お弁当のおかずは、新鮮な食材で作ること! 当たり前のことですが、古くなった食材をお弁当に使うのはすっぱり諦めましょう。
(2)しっかり加熱すること
おかずのメインになることが多い肉や魚、卵はしっかりと加熱することが大切。
定番の卵焼きや、ゆで卵も半熟の部分が無いように、しっかり加熱した物を入れましょう。
冷凍保存してあった肉や魚は、しっかり解凍してから調理しないと、外は焼き色が付いていても中が半生な状態のままということも。肉や魚の中心部まで、きちんと加熱されているかがポイントです。ハンバーグや肉団子、から揚げなどは中心部まで火が通っているか注意しましょう。
前日に作り置きしておいたおかずは当日の朝、必ず再加熱すること。
(3)葉物野菜はNG
お弁当の仕切りや彩りとしてレタスなどを使っている方は要注意。
生野菜には洗ったとしても細菌が残っている場合もあり、お弁当には不向きです。仕切りにはバランやカップを使用すると良いですね。
最近では抗菌効果のあるバランやおかずカップも販売されています。子どもの喜びそうな可愛いデザインの物もありますから、キャラ弁風にお弁当を飾ることもできて便利ですね。
ただし、「抗菌」であって「殺菌」ではありません。菌を死滅させる力はないので、ご注意ください。
(4)プチトマト・かまぼこ(練り物)は入れ方に注意を
お弁当の彩りやスペースを埋めるのに重宝するプチトマト。
お弁当に入れる際にはよく洗ってヘタを取ること、水気をキッチンペーパー等で拭いてから入れることが大切! 濡れたまま入れないこと。
かまぼこやちくわなどの練り物は、さっとゆでたり、熱湯をくぐらせてから水気と粗熱を取って入れると安心です。
(5)水分の多いおかずは控えるのがベター
例えば、おひたしや和え物などが水分の多いおかずです。
“水分”が傷みの原因になる可能性があるので、避けたほうがよいでしょう。
(6)煮物は傷みにくい工夫を
お弁当の定番メニューの煮物。こちらもお弁当が傷みやすい季節は気を付けたいおかずです。
作る際に味を濃いめに付け、汁気をしっかり切って入れる。冷凍しておき、そのままお弁当に詰めるなどの一工夫を。
(7)チャーハンや炊き込みご飯は避ける
具入りのごはんは傷みやすいので、この時期は避けた方が無難。
(8)食品がしっかりさめてからお弁当に蓋をする
おかずやごはんが冷め切る前に蓋をすると、蓋の裏側に水滴がつきますよね。これはNG。
しっかりさましてからお弁当の蓋をすることが鉄則です。
(9)手や調理器具を清潔に保つ
基本中の基本ですが、お弁当作りの際にはしっかりと手洗いをし、まな板や包丁なども清潔に保つこと。
★ママたちの工夫
周囲のママにお話しを伺ったところ、
『お弁当を詰める前に、お酢をキッチンペーパーに付けてふいてから詰めている」(30代ママ)
『保冷剤がわりに冷凍枝豆を入れている』(30代ママ)
『盛り付けの際はなるべく手で触らないで菜箸で扱うようにしている』(40代ママ)
といった工夫をされている方もいらっしゃいました。
お弁当を保冷剤と一緒に包んだり、お弁当の上に抗菌シートを乗せたりする方も多数いらっしゃいました。
いかがでしょうか?
初めは、たくさんチェックポイントがあるように感じるかもしれませんが、慣れてしまえばそれほど難しいことはありません。
作り方の基本を踏まえて、保冷剤や抗菌シートなどの便利グッズを上手に使い、安全なお弁当作りに励んでくださいね。